四年生への意識改革
どんな男になんねん 関西学院大アメリカンフットボール部鳥内流「人の育て方」
前回からの続きです。
関西学院大学のような強豪チームでも、鳥内氏の監督就任時(1992年)には、コーチの人数が絶対的に足りない危機的状況だったそうです。
その頃の関西学生アメリカンフットボール界では京都大学が君臨し、立命館大学も台頭、関西では三強時代に突入していました。
そのような状況の中、1995年年あたりから鳥内監督は自分ひとりではどうにもならない、このままではライバル校に勝てないと感じ、ひとつの結論に至ります。
「これは自分ひとりではどうにもならない」
「四年生にしっかりしてもらわないと無理」
「コーチが足りないなら四年生にそれができるぐらい賢いリーダーになってもらうしかない」
というものです。

そのようにしていくための方策として、「どうやったらうまくなんねん?どうしたら強くなんねん?賢くなるには、どうしたらいい?」
こういったことをどんどん四年生に質問していき、自ら考えてもらう指導法に変えていったそうです。
四年生が勝つためにとことん考えて、何をするべきかを、下級生にしっかり説明し、さらに納得させるところまでできるようになってもらいました。
一方、鳥内監督は四年生の考えた出してきた意見に対して「この方が得ちやうの?」などと質問し、考えさせる指導をしていったことが書かれています。
そして四年生やチームは少しづつ変わっていったのでしょうか・・・。
<つづく>


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