キンコン西野氏の本
新・魔法のコンパス
お笑いコンビ、キングコング西野氏の本。
お笑い芸人だけではなく、本書のような書籍の発行、絵本作家、オンラインサロンの運営など、様々な才能を発揮しています。

本書では、職業の掛け算で自分の希少価値を高め、信用面積を広げていく考え方が紹介されていました。
A 芸人 吉本興業に約6000人
B 絵本作家 たくさんいる
A×B 西野氏のみ、希少価値が高い
さらに西野氏にはこれもあります。
C オンラインサロンオーナー(会員数2万人超え)
A×B×C 三角形の面積があなたの「需要」であり信用面積、仕事の幅が一気に広がる
例としてビートたけし氏が紹介されていました。
A 漫才師
B TVタレント
C 映画監督
収入を増やすということは「信用の面積」を増やすということ。
3万時間あれば一つの職業に使うのではなく、三つの職業に1万時間ずつ使った方が希少価値を上げやすい。
西野氏の場合は「お金」「広告」「ファン」という三つの切り口から、私たちの人生の歩み方についてヒントをくれる一冊です。


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時代とともに変わる常識
日本人の9割がやっているもっと残念な習慣
以前、以下の本を読み、なかなか面白い内容でした。その続編を書店で発見し、購入しました。
昔は〝常識〟だったことが、時代とともに〝間違い〟〝意味なし〟となっていることが多々あります。
そういうことを教えてくれる内容です。
◆バッテリーを使い切ってから充電する ×
昔のバッテリーはニッケル水素電池、ニッカド電池でしたので継ぎ足し充電は劣化を早めることになりました。
ただ、今のバッテリーの多くはリチウムイオン電池、継ぎ足し充電OKだそうです。
リチウムイオン電池は充電用量40%から80%が最適なので、0%から100%まで一気に充電するほうが良くないとのこと。
さらにリチウムイオン電池は充電しっぱなしでも劣化しないので、これまたOK、スゴイ。
◆プールから上がったら水道水で目を洗う ×
昔は水泳の授業が終わったら、プールサイドに目を洗うための蛇口があり、それで目を洗うように言われていました。
今はやっていないそうです。その理由は、水道水で洗顔すると眼球を保護する成分「ムチン」が洗い流され、ドライアイになる可能性が高まる、さらに水道水に含まれる塩素も目には良くないとのこと。
正しくはゴーグルをつけるでした。

その他に、鉄道などのリクライニングシートを全開で倒すと腰に悪い、せきをする時口に手を当てるのはダメ、私がブログの左右のコラムで書いていることと同じことも書いてありました。
常識って時とともに変わっていきます。気が付けば〝非常識な人〟になっていないよう、時々アップデートしましょう。


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新人医師の奮闘劇
泣くな研修医
不要不急の外出をしない、ということで本日は読書。いや本日も読書。
主人公は鹿児島出身で鹿児島大学医学部を卒業し、東京下町の病院で新人研修医(医師一年目)として勤務する雨野隆治25歳。
著者は病院の勤務医(外科医)ですので、治療、院内のシーンがリアルに書かれています。
オペ=手術、アッペ=虫垂炎、パンク=膵臓、カンファ=会議、ムンテラ=病状説明など、医療現場用語もいろいろ出てきます。
様々な疾患で入院し治療している患者、そのご家族、先輩医師、同期研修医、ベテラン看護師など、様々な人々を関わりながら主人公が成長していく内容です。
担当している入院患者とのお別れのシーンではホロりときます。

おもしろいストーリーでしたので、数時間で一気読みしました。


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人生をいろいろ考えてみる
40歳からのワーク・シフト
昨日からの続きです。興味のある部分を箇条書きで紹介していきます。
『やはり人脈を確実に築きたいのなら、自分で会を主催するのが一番効果的です。会の名目はなんでもいいと思います[p.69]。』
異業種交流会などに参加するよりは自分で開催してみる。
私も〝読書会〟は主催者として開催してみたいと思っています。
『アーリーリタイアメントは労働を「罰」だと考える欧米にはなじみますが、労働を「美徳」とする日本にはなじみません[p.118]。』
定年退職後に毎日旅行、毎日ゴルフ、それは苦行です。
『40歳になったら、いわゆる〝ノウハウ本〟はひと休みしてもいいでしょう[p.138]。』
と著者は書いていますが、本書はノウハウ本ですし、私もそれを購入しています。(笑)

『40代は、どこかで強制的にスイッチを切って、思考する時間を持つべきなのです。進むばかりでなく、流されるばかりでなく、立ち止まる時間も必要ではないでしょうか[p.156]。』
思考する時間は年代にかかわらず必要でしょう。サッカーの長谷部選手のこの本が参考になります。
関連リンク 「キャプテンの本」
『会うと会社や家族のグチばかりこぼすような人とは、どうしても疎遠になってしまいます[p.161]。』
たしかに面白くありません。過去の思い出ついて話すのも面白いのですが、これからの未来の話も面白いものです。
『会社にどっぷりと軸足を置くのではなく、40代からは少しずつプライベートに軸足を移していくべきです[p.183]。』
残念ですが定年後、会社の仲間とは疎遠になるのがパターンです(そうならないようにしたいものです)。
『近くに手本がない場合は、魅力的な50代や60代の人を探して、話を聞きに行くのが一番です[p.192]。』
ああいう人になりたい、という手本がいる人はぜひ、その人を目指しましょう。すばらしいことだと思います。


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人生の後半戦のキックオフ
40歳からのワーク・シフト
以前、テレビでおなじみの齋藤孝先生の本で人生の40代で人生のギアチェンジをしていくのがいい、という内容の本を紹介させていただきました。
関連リンク 「人生のライフステージ」
本書も人生における40歳がテーマ。興味深い内容でした。著者は〝週末起業〟の提唱者です。週末起業についてはコチラ。刺激的な本でした。
関連リンク 「定年後起業するために」
本書では40代になるとこれまでインプットしてきた知識や経験、人脈を活かしてアウトプットしていくことの重要性を述べています。40代になってから慌てて資格取得などのインプットに逃げたところで何の解決にもならないとのこと。
個人的にはそんなことはなく「やろうと思った時が始め時」「人間一生勉強」「ケンタッキーフライドチキンのカーネルサンダースが起業したのは50歳代」だと思います。

『40代では「インプット」ではなく「アウトプット」することに仕事の発想をシフトしていくべきです。いま、自分のなかにある〝財産〟を見つめ直し、それを仕分けして、運用方法を考える―。[p.18]』
以下、おぼえておくべきことがたくさん書かれていましたので、箇条書きで書き留めておきます。
『直接ビジネスにつながらなくても、なにかしらに特化した知識やスキルを持っている人は強いのです[p.23]。』
旅行、投資、スポーツ、なんでもいいのです。
『自分が培ってきたスキルは、もう「アップ」させる必要はありません。40代は、自分のスキルを再構築―「リストラクチャリング」してみるのです[p.62]。』
こういうことを考えるのは大変いいこと。皆さんも何かしらの知識をお持ちのことでしょう。
(つづく)


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9冊目の大人の流儀
ひとりで生きる 大人の流儀9
「大人の流儀シリーズ」新たに発刊されていましたので購入しました。週刊現代に掲載されている短編エッセイを本にまとめたものです。本書は9巻目、毎回購入し、読んでいます。
1月にくも膜下出血で入院され心配しておりましたが、先月無事退院されたようです。
今回も出逢い、別れ、感謝、哀愁、家族、仲間、悲しみ、思い出・・・・そんな内容が書かれています。

『周囲の人々を見ていて、あの人は生きるカタチがイイナとか、あんなふうに少しでも生きることができれば・・・・・・、と思えた人は、一人で生きているように映る。凜とした姿に見える。ひとりで生きるとは、それぞれの人の内にあるもので、いやなければならぬものではないかと、この頃思う[p.序章]』
・・・・・・・。


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モノを無くして快適生活
スマホひとつで暮らしたい
「断捨離」「コンマリ」と同じ分野の内容です。「持たない暮らしでシンプル、快適生活」を実践しているミニマリストの本です。
実際の生活をカラー写真で紹介してありますので、読んでいてこちらにも具体的にわかるように紹介されています。
「コンマリ」は以前紹介させていただきました。
関連リンク 「ときめかないモノは捨てる」
リビングにはテーブルとソファー、テレビだけ、ゴチャゴチャしたものは一切ありません。
キッチンの上には何も無く、皿、鍋、調味料なども最小限のものをキチンと収納されていて見えるところにはありません。
日常生活において、何を残し、その残したものどのように収納したら良いかが書いてあります。
◆洗濯物はたたまず、種類ごとに用意したカゴに放りこむ
◆物が無いから掃除は「ついで」でできる
◆財布こそ、ミニマルにできる、ポイントカードはアプリで管理 など

私のあこがれのシンプル生活が紹介されています。
非効率な導線、やらなくてもいい作業、無くてもこまらないモノ、毎日の生活のムダ発見におすすめの一冊です。


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小さな実験から始めてみよう
何を捨て何を残すかで人生は決まる “小さな実験”から始めてみよう
著者の本田氏はレバレッジコンサルティング株式会社の代表取締役。
ハワイと日本に拠点に置き、世界中を旅しながら、仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを送っています。
コンサル、作家、サーファーなど様々な顔を持っている人物です。
考え方が大変興味深く、これまでいろいろ読んでまいりました。
関連リンク 「常識の枠を超える」
関連リンク 「あこがれのノマドライフ」
関連リンク 「キャリアミックス」
関連リンク 「自分をプロデュースする」
関連リンク 「レバレッジ・リーディング」
関連リンク 「サラリーマンにも必要なサバイバル思考」
本書でもたくさん面白いことが書かれていましたので、一部抜粋しご紹介します。
●「人生を縛る常識」を持たない
人からどう思われてもいい、持たない生き方に必要なのは、「自分を持つ」という覚悟。一度流れから飛び降りてみることも大切だとしています。「流れ」とは例えばいい大学出て、大企業に勤めて、管理職まで昇進し、定年まで勤めあげるなど。
●「なくてもいい物」を持たない
持つことをあきらめるという消極的な選択ではなく、あえて捨てることで自由になる。定期的に物と環境を「リセット」することは重要。
●「必要以上のつながり」を持たない
輪から外れると生きられないという思い込みを捨てる。社内、学校。地縁など用意されたつながりに安住せず、それを土台として活かしていく。
●「好きを仕事にする」というまやかし
例えばとして紹介されているのは「サーフィンが好きだからサーフショップの店員になる」のではなく、「いい波が来た時にすぐ海に行ける自由さ、海の近くの住まい、手に入れたいライフスタイルを実現するための仕事を探す」。

『どれがあなたにとって役立つかはわかりません。大事なのは「自分にどう落とし込むから」と考えながら、実践し、取捨選択していくこと[p.186]』
と締めくくられています。


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