鳥内監督語録
どんな男になんねん 関西学院大アメリカンフットボール部鳥内流「人の育て方」
今週の日曜日はいよいよ学生チャンピオンを決める甲子園ボウル、その相手はいろいろあって這い上がってきた日本大学フェニックス、メチャクチャ楽しみで、今からワクワクしています。
昨年退任された関西学院大学の鳥内監督の(もちろんチーム作りのために厳しいところもたくさんあるでしょうが)面白いところがたくさん書いてありましたのでご紹介します。
【その1】
大阪出身の鳥内監督はもちろん大阪弁で学生に指導します。関東出身の卒業生とのやり取り。
『「俺の大阪弁、わかっとった?」そしたら、こう言いおった。「最初の三年間、あんまり分からなかったです」笑ったよ。それやったら、誰かに聞けや(笑)[p.77]』
【その2】
シーズン終了後の壮行会では、最後に四年生に対して以下のように伝えます。
『四年間、関西学院でフットボールやりました。甲子園ボウルでプレーして優勝して、お正月はライスボウルにも出ました。それ、なんの自慢にもならへんよ、と。会社に入ったらしっかり働いて、「あいつできるな。ファイターズか。なるほどな」と言われる人間になってください[p.80]。』
【その3】
『下級生に「週に何回筋トレやってんの?」って聞いたら、週に三回て言うねん。「おいおい、そのへんのサラリーマンかて週三はやってるで」とツッコミ入れといたわ。お前サラリーマンやないんやから、真剣にやれと[p.91]。』
【その4】
『みんな俺の顔を見て、選手をしばきまくってると思ってる人がおるけど、してません。人を顔で判断せんといてほしいわ。たのむで、ほんまに[p.185]』
スミマセン(-_-;)反省。

【その5】
『「お前が出られへんかったら、次に誰がでるねん?」と質問すると、「アイツです」と答える。「アイツで行けんの?」と聞くと、「しんどいです」と答える。もう、笑いそうになるで。お前何考えとるねん。めっちゃ無責任やな、と。会社に入ってそんなことしとったら、役に立たんよ[p.194]。』
自分のことだけやればいいのではなく、下級生を教えて選手層を厚くするのも上級生の大切な役割。
鳥内監督から指摘されて「しもた~(>_<)」と思う学生の姿が想像できます。


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